幼なじみの君との恋

「…なんでそんなにあいつばっかりなんだよ!」

理人がわたしの手を掴む。
…っ!痛いっ。
なんでそんな目をしてるの?
怒ってるの?

「わたしにだって色々あるの!
関係ないじゃん!!」

ついそんなことを言ってしまった。

「…勝手にしろ。」

そう言って理人は化学室から出て行った。
違うの…。また喧嘩するつもりなんてない。

どうして…?