幼なじみの君との恋

そもそもなんで理人はそんなにも不機嫌なのだろうか。

「…隠したら意味ねーだろ。

放課後うち来ない?」

理人は明らかにイライラしている。

「ご、ごめん。放課後はちょっとしをん君と買い物に行く約束してて…。」

そう、今日はしをんが1ヶ月居候するのに必要な歯ブラシなどを買いに行くのだ。

本当はそれほど関わりたくないのだが、忙しいお母さんに代わってわたしが手伝わなければならないのだ。