足を止めた3人は、腕を組み、私を睨みつける。
…やっぱり、『そういうやつ』…だよね。
「あのさ、」
教室の声に増して低い声に少しドキッとする。
「今日私を何回睨んだ?」
「…え?」
…睨む?
私はただ視線を感じたから見ただけで……
あ、、そっか。
目つきが悪いから、睨んでるように見えるんだよね、、多分。
「…えっと、、ごめんなさい」
これはなんの謝罪なのかは自分では理解ができない。
目付きが悪くてごめんなさいってことなのかな、?
「あ?ごめんなさい?じゃぁ、睨んだって解釈していいんだよね。」
引きつった笑顔を私に向ける女の子は、
だんだん私に近づいてくる。
「このだっさい髪型に、だっさい眼鏡、長いスカート。あんたみたいな女子力の欠けらも無いやつに睨まれる価値ねぇから」
女の子は私の髪の毛を引っ張った後、勢いよく'私を押し、尻もちをついてしまう。
「…いたっ」
…もう慣れてると思ったんだけどな…。
痛いものは痛い。
そんなことを思っていると、
「…何やってんの?」

