キミは可愛いコ

…え!?


「い、今、ありがとうって言った!?」


私は嬉しさのあまり、かなちゃんの腕をつかみ飛び跳ねる。


「うううるさい!!どうせあんた渡辺先輩に呼ばれたんでしょ?ちゃんと試合みて!」


「…うっ、」


勘が鋭いかなちゃん。


でも、、今のかなちゃんはすごく可愛い。


いや、前までも可愛かったけど、増して可愛く見える。


私達は、失点したら悲しんだり、点が入ったら一緒に喜んだりした。








ピーーーー


試合が終了する合図がなった。


無事私たちの高校が勝った。


……珀先輩、かっこよかったなぁ


私は余韻に浸りながら体育館を出ようとするが


なかなか人の列は動かない。


多分、選手が出てくるのを待ってる人たちがいるんだう。


なんだろう、、プロ、みたい。


普通なら、早く帰りたいとか思うんだろうけど、


今は全然そんなこと思わない。


むしろ、今がすごく楽しい。


これは全部、かなちゃんのおかげ。


「かなちゃん!今日はありがとう!」


私は少し前にいるかなちゃんにそう言うと、


目を丸くして私を見る。


「ねえ、百合」


少し考えたように、でも少し照れながら話す


「…?」


「私、別にあんたの友達になってもいいよ」


「……へ?」


… 友達?


あまりにも聞きなれないワードで、唖然としてしまう。


かなちゃんが、


私の友達??


皆が買い物したり、映画見たりしてる、


あの、友達?


「…嫌ならいい……って、は!?何泣いてんの!?」


「…ごめんっ。嫌なんかじゃない!!嬉しくて。初めての、、友達で、っ、、」


びっくりしたように私をみるが、


その後は、優しい笑顔で、めんどくせぇな、なんて言いながら優しく撫でてくれる。


「…かなちゃん好き」


「…うるさい」


「…へへ」


1日で、こんなに仲良うなれるとは思わなかったし


かなちゃんが私のことを友達、、みたいな存在にしてくれるとも思わなかったし。。


なんか、、すごい、今日はいい日。