「うっせー!俺は柚姫が好きだからいいんだよ!!」

顔を真っ赤にした俺。

「まぁ和詩君ったら照れちゃって……」

悟も佑芽とグルになって俺を苛めてきた。

亜依と尋は二人の世界に入ってるし。

「柚姫、行こっか。」

柚姫の手をとって、屋上をでた。

「和詩、どこいくの?」

「わかんねッ!」

それでも笑ってくれてる柚姫。

「…………」

階段を降りてる途中

「どーも。」

苺ちゃんにあった。

苺ちゃんの声を聞いて柚姫は俺の手を握って後ろに隠れた。

「なんだよ。」

俺は苺ちゃんを睨んだ。

「……組抜けたって本当かよ……。」

苺ちゃんは組の話をし始めた。

「……柚姫、皆のとこ……屋上に戻ってろ。」

この話を柚姫に聞かせる訳にはいかねぇ。

「うん…。」

柚姫は来た道を戻っていった。

「体育館裏に来い。」

俺は体育館裏に苺ちゃんを呼び出した。