そこには俺達に謝る柚姫と佑芽と亜依の姿。

「なっ…何してんの?」

「えっと…その。」

「まぁ、話はこっちでゆっくり聞く。」

俺達は三人を屋上へ招待した。

俺達の家じゃねぇけど。

「オッ!亜依ぃ!」

さっきまで笑ってた尋は亜依の姿を見るなり、亜依に抱きついた。

「ちょっ、尋!」

「亜依、温かい…。」

尋は亜依にベタ惚れ。

俺達はその場に座った。

「で?何してたの?」

悟がさっきの話を切り出した。

「えっと………」

答えにくそうな佑芽。

そういえば、俺の話し聞こえてたんじゃね?

俺達が居た場所はドアの真ん前。

やばい………。

「あのさ……もしかして俺の話し聞いてた?」

佑芽と悟の間に入って聞いた。

「バッチリ。ねー柚姫!」

………………………………………

柚姫は自分の手で顔を隠した。

「私は!知らない!」

聞いてたらしい。

「和詩君はぁ、柚姫ちゃんを苛めたいらしいよぉ?」

「そんなこと言ってねぇ!」

「それにぃ……」

まだ続けるきか!

「昨日、和詩君と柚姫ちゃんはぁキスを沢山したらしいしぃ……?」

ニヤケながら話してくる。

いつもと話し方が違うとこもいちいち言うとこも全部ひっくるめてムカつく!

悔しいけど言い返せねぇ。