それにしても、今ってまだ学校なんじゃねぇの?

まぁ…いっか……。

「和詩ぃ……どうしよぉ…」

急に顔を赤くした柚姫が俺に抱きついてきた。

「尋たち?大丈夫だって!キスしてただけだし。他は何にもしてないんだから!」

「……うん。」

ベッドの上で柚姫が俺の手を握った。

「柚姫、明日から学校行く?」

「たぶん。明日になんないと分かんないけど。」

「そっか。まぁ迎えにくるから!」

俺はニコッと笑った。

ただそれだけなのに、柚姫も嬉しそうに笑った。