『最後に。』

『全部読んでくれて、ありがとう。』

『ずっと、キミのことが好きでした。』

『その気持ちは今でも変わりません。』

『いや、ちょっと変わったかな…』

『前よりも、キミのことが好きになりました。』

なんなんだよ…この手紙はっ…

『ありがとう、優希』

『今度会うときまでに翻訳家になってなかったら、ただじゃおかないからね!』

『バイバイ』

まるで、



まるで、永遠の別れみたいな言い草。






僕は、





1つの仮説に行き着いた。



けれど、それは、





彼女に決して言ってはいけない類いのものだった。