創作→ありがちな恋。

ー再び、動いたその思いは、
あっけなく散ってきえてったんだー

7、私の想いを全て消したら。

花火大会から、私は隆誠を避けている。
花火大会が終わって、私の恋もあっけなく散った。隆誠は、あれからりほ先輩と付き合ってるとかなんだとかっていう、噂が流れている。もう、諦めよう。これでいいんだ、私の想いを全て消せば。好きな人の恋が叶うなら、いいの。
「ほんとにいいの?このままで。」
「りっちゃん。、いーの。私の恋は、これで終わり。ちゃーんちゃん。」
「でも、、」
「いーのいーの。それより、パフェたべよーよ。」
「うん……」
いーの。私の想いは、どうでもいいの。
りっちゃんと喋っていると、隆誠が見えた。
まずい。どうしよう。大丈夫だよね。
とうとう近くに来た。
「日和、あのときは……」
だめだ。そう思うと逃げ出してしまった。
「日和!」
「ごめん。りっちゃん。パン買い忘れた。」
「え?あ、うん。買っておいで。」
走って走って走りまくった。
そして、屋上についたんだ。叫びたくなった。涙がでた。
「はぁ、はぁ。追いついた。、やっぱ、屋上にいたんだ。」
そう声がした方を見ると……隆誠だ。
「なんでだよ。どうして逃げるんだよ。」
この人、なんもわかってないんだ。私がどれだけ悲しかったか。
「なんでって、分からないの?じゃあ、教えてあげる。あの日、花火大会。どうして、私を置いてったの?なんで?私と一緒に来てたじゃん。どうして、りほ先輩を選んだの?夜道は、危ないじゃないの?私は、夜道平気だと思った?心配じゃなかったの?私だけ、いい雰囲気かもって思って馬鹿みたい。諦めたんじゃないの?りほ先輩のこと!私がどれだけ、悲しかったか分かる?分からないでしょうね。隆誠には。今は、りほ先輩と幸せだもんね。なんで、悲しかったかなんて、わからないでしょう。」
言い切るとはっと、我に返って言った言葉を確かめる。言いすぎた。やっちゃった。
あーあ。
「ごめん。そういう事だから、じゃあね。」
今は、隆誠が悪いんだ。悪いのは、私じゃない。けど、あの隆誠の顔は、見たこと無かった。傷ついてた。