「ただいま」 そう言っても何も返ってくる声はなく ただ、自分の声だけが響いた いつもの事だからもう慣れてしまった 平屋の一軒家、私はそこで育った 三姉妹の、次女として 高校1年だった当時、妹は中学2年生で 姉は高校3年生だった 平屋だからもちろん部屋がそんなにない 3人とも同じ部屋だった 帰宅してからリビングの方に行くと母が椅子に座りテレビを見ているのが多かった 「ああ、帰ってきたの」 それだけ言って母はいつもテレビを見ていた