朝日が昇ってきて、やっと私は本当の私に戻れる。



「お疲れ様…でした」


小声でぼそっと言い早く帰ろうとした


「あ、ゆきちゃん!今日もお疲れ様!」



「めぐみ先輩お疲れ様です、お先に失礼します」



正直に言うと人と関わるのは得意じゃない



挨拶も、会話も本当だったらしたくない



誰とも関わらないと自然と誰も関わってこようとしなくなる


でも、めぐみ先輩は違った




こんな私にも話しかけてくれる唯一の知人だ