授業中は静まり返っていたクラスも昼休みともなれば、いつのまにかできたグループごとにご飯を囲んで賑やかだった。

1番賑やかなのは沖田くんを中心とした集まりだ。

沖田くんがほぼ1人で喋って、戯れ合ってはしゃいでいる。

その中には修もいるけれど、一緒になって騒ぐわけではないが、時々何か喋っては笑ったりしている。

見るからにタイプが違うのに、何で一緒にいるんだろう。

女子だったら絶対ありえない組み合わせ。

「ねぇ、都」

「ん、何?」

「もしかして、ほんとに、修のこと好きなの?」

「違うって」

「だって、結構見てるよ、修のこと」

「それは、なんていうか、興味はあるっていうか」

「ほらー。好きじゃん」

「そういう意味じゃないんだって」