壁際のアンティークな時計に視線を遣った。 指針の無い時計は『7』の数字がてっぺんに来ていた。 「変な時計‥。」 呟きながらプリンを食べて、思い出したことがあった。 「ねぇ!今日って何曜日?」 尋ねるあたしの背後から、ホルスが答える。 「金曜日でございます。」 「金曜?良かった。あたし、土日はバイトやねん。」 無断欠勤なんてしちゃったら、大変。 ホッと胸を撫で下ろした時 「その必要は無いからな。」 そう言って、セトは席を立った。