老化を防ぐ為、セトは犬の生き血を啜る。


「動物虐待やん。」

そう抗議をしても

「絶食しろっての?生き血が必要なオレに?それって、バンパイア虐待じゃねーの?」

なんて反論されて、それ以上には責めることが出来ない。


狙うのはセレブ犬。

だから、心配無いってセトは言う。


「大金持ちの犬だし、具合が悪けりゃ病院に連れてくじゃん。大体、仮死状態なんて大袈裟なんだよ。貧血程度だな。」


彼なりに計算しているなら、仕方ない。

ワンちゃん達には申し訳無いけど、セトは吸血鬼だから‥。


「ロナ‥。」

「ん‥。」


熱い kissをして、愛し合う。

幸せは揺るぎなく続いていた。