スネたところで帰られるわけもなく、渋々セトに並んで歩いた。


アトラクションは、全て本家とは違う DARK仕様。

セトは顔パスなのかブックレットなんて無くても、どのアトラクションも入場口に着くなり、優先的に中に招かれた。

それに、悔しいけど、とても面白かったんだ。

幾つかのアトラクションを回る内に、自然と笑顔になっていたほどに‥。


「ね、意外と楽しい♪」


野外に設置された大きな水槽の中で、半魚人がショーをしている。

司会進行役のスケルトンがバランスを崩して、バラバラになった。

その愉快な光景を楽しみながら、ふと疑問に感じたことがあった。