ピピピピピッ、ピピピピピッ………バシッ。


朝の6時、目覚まし時計を止めてからの起床。


ベットから降りて、大きく伸びをしながら欠伸する。


「ふぁ~………!!……よし、今日も頑張りますかぁ」


私は小学校の時から毎日、幼馴染の肇を起こしに行くという仕事がある。


まずはパジャマから制服に着替えなきゃ。


一月前から高校生になった私は、制服に着替えるのが楽しみで仕方ない。


うちの高校の制服は市内でも有名なくらいに可愛い。


紺色のブレザーに金のボタンが2つと、大きめの学年ごとに違ったエンブレム。


赤色に大きめのチェック柄の、膝が少し見えるくらいのスカート。


それに、ブレザーに似た色のソックスを履いて完成。


「よし、朝ご飯食べてから肇の家に行こう」


1階に降りて、食卓テーブルの前に座って食事をとる。


私は朝はご飯じゃなきゃダメなタイプ。


だって、パンじゃおなかがもたないもん。


「さくら、お弁当、ここに置いておくから忘れないでよね?」


「はぁーい。ありがとう、お母さん」


「じゃあ、さくら、お母さんお仕事行ってくるから」


「うん、行ってらっしゃい!頑張ってね!」


「行ってきまーす」