あなたにただ...


☆祐介side☆




祐介!頑張れ!!!!







あおいの声が聞こえた

その声だけで頑張れた

試合中、サッカー部の先輩が話しかけてきた

【あれ、お前の幼なじみ?】

先輩が指を指していたのは、あおいだった

そうですと言うと先輩は

【可愛いね、俺のタイプなんだけど】

なぜか、嫌だった

俺のものでもないのに

あおいが可愛いと褒められているのに

俺は自分では抑えられない感情に支配された


先輩からボールを奪うと

「先輩にはあげませんから」


そう言ってゴールに向かって走っていた




祐介side END