なんて話しかけようと
思いながら席に着く。

そんな時、クラスに黄色い声が上がった。

入ってきた人は、サッカー部で有名な

白濱 優(しらはま ゆう)くんと

菊田 涼夜(きくた りょうや)くんが入っきた。


まさか、同じクラスだと思わなかったし、

なにより、スポーツ出来て、頭も良くて、
かっこいい、2人が揃い、

自分で言うのもあれだけど、

全国コンクールや、世界のコンクールに出て
表彰されてる、私もいる。

そして、ピアノがとても上手で、始業式や、
合唱祭での全体の伴奏をして、コンクールにも出てる、莉子ちゃんもいる。

このクラスには有名な人が多いなぁ。

楽しく、平和に過ごせますように。


そんなことを考えていたら、

「おはよう、岩田さん。
あなたと同じクラスになれて嬉しいわ。
よろしくね。」

と。

さっきまでいなかったはずの隣の席から
声がした。


「おはよう!
笑里も莉子ちゃんと同じクラスになれて嬉しいよ〜

こちらこそ、よろしくね!」


莉子ちゃんは、微笑むだけで、席に着くと、
たぶん、楽譜であろう本を開いていた。