中村さんがゆっくりとたちあがって

私の後ろに
ぬいぐるみを抱くようにすわる。


私に優しい声が届く。

『…もう、なくな…』


振り向いた私に、中村さんは後ろからキスした。


ロッカーでの『口づけ』とは違う、力強いキス。

息苦しいのと中村さんのにおいで
心臓がばくばくする。


思わず目を固くつぶった。


目をつぶるとほぼ同時に、中村さんの柔らかい舌が侵入してくる。

強く抱き締められる。

ゆっくり床にたおされる。

胸の柔らかい部分を捕まれる。


『まだ消毒したりないだろ?』



そのまま…私たちは…