竜「なんでわかんねーのかな」

ひ「意味が分からないよ。どうして友達を疑うの??」

素直にそう思った。
自分の友達を悪く言って欲しくなかった。

竜「じゃあさ。財布持ってないのになんであいつは市内に来る事が出来るの?
あいつの性格からして歩くわけないだろ。
財布持ってないのに電車に乗るなんて不可能」

竜に言われて気付いた。
でも竜の言ってる事が本当なら夏希は嘘をついた事になる。

((そんなの信じたくない))

これがこの時の私の気持ちだと思う。