店長の冗談だろうけど、悪趣味なポイントは外してほしい。



戸惑う私と照れてる上坂さんが店に残り、シャッターのカギを受け取った。



上坂さんと二人きりにはあまりなりたくなかった。



上坂さんは私とペア、というのをことあるごとに強調する。



悪気がないにしろジョークとわかっていてもあまりいい気がしない。



それをお客さんにも従業員にも浸透させている。



まるで私もまんざらでもないように吹聴する。