給食時間、いつもならがつがつ食べてるのに今日は転校生のことで頭がいっぱい。味を覚えてないなんてなんか私らしくないな~。
気になる、気になりすぎる。
2年生教室行こうかな。でもでも2組って言ってたから1組の前を通るか3年生の教室の前を通るかしかない。大きな壁だ!!!!!
う~ん。
「こころ、どしたの。梅干し食べてるみたいな顔してるけど。」
「うそ!」
「うん、うそ。」
「も~。」
「あのね、転校生のところ行きたいなって。」
「こころ、どしたの?そんなに気になるの?」
「うん!だって気にならない?転校生だよ!気になる~~~!!!」
「じゃあ、行って来れば?2年生教室。途中までついて行ってあげるよ。」
「ほほほ、本当に!やった~!よし、行こう!」
なんて聞けばいいんだ!転校生いますか?う~ん、なんか違う。転校生いるって聞いたんですけどこれもなんか違う。う~ん。
あ!なんかあのひとっぽい!制服違うもん!
今廊下で一人だ!チャンス!
「ゆう、行ってくる!」
「え・ちょっ、こころ!?」
あっちを向いてるから顔はいまいちわかんない。でも、後姿が素敵!
「あの!」
「はい。」
え、まって、めっちゃ美人じゃん!
やばやば、こんな人に話しかけてしまった!
「あの、ててて転校生の方ですか?」
「はい、そうです。」
「あの、1年1組の佐々木心です。
あのお友達になりたくて。」
「あ・・・」
絶対困ってっる~!
「いいよ、まだこの辺のことなんにもわかってない私でいいなら。」
え?いいって言ってくれた。神対応!!
「あ、あの手紙書いたので読んでください!」
「ありがとう。心ちゃん、今度お返事渡しに行くから待っててね。」
「はい!!!」
すごい!めっちゃ美人なうえに
めっちゃ優しい!!!
やばい!やばいよ!