「いや待て俺はまだどうて...」
「ああん??!聞こえねえよヤリチ(ピー)!!!」
 紳士は女の人には敏感で優しくて。
 紳士は糞みたいな男の人には厳しくて。
 私に言わせればジュラはそこまで糞ではないが...ビリーは男に滅法怖い。
「この腐れ男が。しょうもねえ頭で適当に愛を語るんじゃねえ」
「もうそれ悪口」
「うっせえよ、この腐れチン____」
「ビリー、覚悟!」
 --プスッ......バタリ。
「...助かった」
 次の言葉は言ったらあかん!なんていう鶴〇さんの声が聞こえたので、麻酔銃を撃った。
「ジュラ、もう寝な?ビリーは何とかしといてあげるから」
 『永遠の探偵喫茶』は、喫茶店兼事務所兼シェアハウスなので、私たち3人はここで生活している。
「おう、ありがとな」
 まじで助かった、と付け加え、ジュラは寝室の方へ言った。