「……そうねぇ。
ま、好感度は上がったかも。」

まさかのお言葉に目を丸くさせていると、流星がハハっと笑った。


「良かったな、青。
認められたみたいだぞ。」


嬉しいような微妙なような…


「りー、俺がお前送ってくわ。
青は家から出るなよ。
俺も基ん家行くふりして帰るから。」


分かった、と私はその場で退散した。


家に帰るだけで大騒動。
誰かと会うだけで誤解される。
こんな同棲長く続くのかな……


それから2時間後ぐらいに帰って来た流星。


ご飯を作ったので準備していると、後ろからギュッと抱きついて来た。


「あ〜幸せ。
青が家にいるだけで癒されるわー。」



返事の仕方が分からずスルーする。