「いらっしゃいませぇ〜何名様で…す…?」


「おっ!里香〜!」


「あぁ!正輝!? 久しぶり〜」

正輝は高校の同級生で会うのは二年ぶり。


「正輝 元気してたぁ?」


「俺は いつも元気やで〜里香は全然変わってないなぁ〜!」

《グサッ》
【人が気にしてることを】


「なぁ〜里香! 女紹介してくれ〜!一回ぐらい俺に可愛い子紹介してくれやぁ〜」

正輝は昔からそう 会えば紹介の話しばっかりで しつこい!


「はい、はい、仕事の邪魔! 曲数が多い部屋でいいね!? ご利用時間は?‥‥‥‥」
………そぅだ。
この際 ノリで言っちゃおっと

「あー正輝!? 多田君 誘ってくれるなら可愛い子 紹介するよ!」


「宏幸(ヒロユキ)の事か?」


「‥そぅ。」

高校時代 仲いい男女でバーベキューした時に正輝が一度だけ連れてきた 超!イケメン君!!
あまりのカッコ良さに緊張して一言も話すことができず…
多田宏幸という名前はキッチリ覚えてる。


「一回、宏幸に聞いてみるわ! 可愛い子ヨロシク!頼むぞ!」


そう言って 正輝は歌を歌いに部屋に入っていった



どうしよう・・
勢いで言っちゃったけど 多田君は私の事 覚えてないだろうし もちろん彼女いるだろうし
それより、紹介する友達いないのに‥どうしょっ!