そのまま里香は大通りに出て次の得意先へむかった…


運転しながら、ずっと気になっていた


宏君だよ、きっと…




午後3時


《プルルルー》

携帯が鳴る



「誰だろう…?」

知らない番号



「はぁいもしもし?」




「里香ひさしぶり。」

宏君だった!




「あっ宏君〜。もしかしてさっきあの工場の前にいた?」

嬉しい里香




「ほんま、ひかれるか思うたわぁ(笑)飛ばしすぎやぞ!」

懐かしい宏君の声



15分ほど色んな話しをした。 もう休憩が終わるからと電話を切ろうとする宏君


「ちょっと待って!宏君…今晩また電話していい?」
里香は聞きたい事があった



「晩は接待があるから終わったら俺から電話するわ」



「待ってるからね!じゃぁね。」

念をおす里香




やっぱりさっきのは宏君だったんだぁ…

(少し運命を感じてしまう)