「シャブでもらやな気が変になりそうやったんや!!」
怒鳴る宏君…
なんか最近ようすがおかしいと思っていた
「好きな人が出来たって!信じたくなかったんや!!あの日お前にそう言われてから俺はドン底に落された気分になったんや!」
…。
言葉が見つからない
「宏君…。もうしないで…。お願いだから…二度とこんな事しないで」
私が悪かった…ごめんね宏君…
「…もうしない。大丈夫」
下をむき反省する宏君
「約束してね…」
宏君を強く抱き締める里香
ごめんね…
傷つけてしまって本当にゴメンね
これからは私があなたを安心させて守っていくから…
こんな事になるなんて…
繊細なガラスの様な心を持つあなたを逆に苦しめて…
ごめんね…。
あなたの腕に残る無数の注射の後を見ると自分を責める事しかできない。
この注射の後がキレイに消えるまで私は自分を責め続けるだろう…
私はあなたに大きな傷をつけてしまった
心と腕に大きな傷を…。

