「里香!会いに行かんといてくれ!頼むから行かんといてくれ!」


宏君…


「…ごめん。今日は無理なんだ」

里香は事情を説明した…



「…分かった。もぅ俺らは終わってるもんな…。でもどうしても今度会って話しがしたいから…落ち着いたら会いたい。」


「うん。分かったよ宏君」



電話を切り、あれだけ急いで病院に行く用意していたのに


宏君の事を考えて手がとまる。



藤本さん…「タバコが吸いたい」って言っていたし、体も心配だから予定通り病院に行く事に決めた



藤本さんが吸うタバコを買って入院している病院にむかった‥


「病院についたょ。部屋は?」



「少し待ってて下おりるから」


歩けるの?大丈夫かな…



少し入り口で待っていると藤本さんがユックリ下りてきた


「よっ!」

苦笑いする藤本さん


頑丈なコルセットらしきものを腰に巻き両手には松葉杖…


「安静にしとかないとダメやんか私、部屋まで行ったのに!」


「部屋ではタバコ吸えんやろ」

にっこり笑う彼



なんだか安心した。
思ったより元気で…


「はぃ。タバコ」


「サンキュ☆」


久々のタバコを味わいながら吸う

松葉杖を持ち立ったまま満足そうにタバコを吸う彼


「もう一本吸おっ。」

吸い終わったあと又タバコを口にする