私ね…

あなたの優しい心が好きなんだ

人を傷つけないようにする優しさ

私もあなたの優しさに救われた女



…私が、うたぐり深い性格じゃなかったら良かったね…


[そしたら、きっとここで話しが終わり二人幸せになれたのにね]



あなたは優しい人…


「電話はかけてこないでくれ」

その言葉では終わってないよね…



「宏君…。最後は何て言って電話を切ったの?」





少しヤケクソ状態で言った

「お前はイイ女やった…」




…そうだよね…。



正直に言ってくれて

ありがと…




「今日は帰るね…。」



「…。」


二人…目を合わす事なく…


里香は部屋を出て帰っていった…