「前ここ現場仕事で来た時に晩来たら夜景見えるんちゃうかって思って…正解やな」
思わず宏君に抱きつく
里香の頭を撫でながら話す
「ここやったら車の中から見えるしユックリ喋れるやろ?」
うん。うん。
少し汗の匂いがしみ込んだ作業着あなたの胸に顔をうずめて幸せ感じる
「里香は、そうゆう大人っぽい格好が似合うな」
「…ありがと。」
まだ顔をうずめたままの里香
安いどこにでも売ってる服だけどいつも宏君に会う時は悩んでるんだょ。
私…こんな風に男の人に甘えたり泣き顔見せたりなんかした事なかった。
私は強く生きてきた…
あなたは両手を広げて優しい胸でドンと構えていてくれるから…
私もぅ強くならなくてもいいよね
「あったかいね…」
作業着から伝わる宏君の体温
「外で働いてたら体に熱こもるからちゃうか」
私はクーラーのきいた店内でしか働いてないから外の暑さは分かってあげられないけど体壊さないでね。

