里香の気持ちが伝わってるのか…里香を見つめる宏君の目が少し潤んで見えるのは気のせいかな
「ほんまっ里香ちゃ…。里香は細いなぁ〜」
「…里香が太ったらどうするの」
グチャグチャの顔で聞く
「太ったら…?…もう少しやったら太ってもいいで」
「太ったら別れるんやぁー。宏君の気持ちはそこまでなんやぁー」
冗談で泣き真似する里香
「もう少し肉つけた方がいいで」
そう言って又里香をギュッと抱き締めてくれる。
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少し明るくなってきた
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「そろそろ帰るか?」
少し眠そうな宏君の目…
宏君の腕をギュッとつかみ顔をうずめる里香
「…ぅん。」
里香の頭を撫でてくれる優しい人

