私「私、隆の事が好きなのか分からないんです。誘っても会えないし、普通のカップルだったらデートしたいはずなのに...自然消滅なのかな...?」

先生「じゃあ俺にしなよ。俺なら奏澄を幸せに出来る。」

私「でも先生はまだ香穂の事好きなんじゃ無いんですか?」

先生「俺はまだ未練が有る。でも、もう香穂は俺の所へ帰ってこない。わかってる事だよ。奏澄には隆も居る。だからお前がしたいようにして良い。でもお互い忘れたくないか?」

私「うん。私も忘れたいよ。でも私なんか、香穂に劣る事ばかりだし、飯村先生にはたくさん迷惑掛けてきた。これからもそうだと思います。それでも、こんな私を。こんな不器用な私を愛してくれますか?」

先生「愛すよ。奏澄だって香穂に負けない所、たくさんあるよ?奏澄はおっとりしてて、優しくて。香穂にはそんな事無かったから。音楽の話だって香穂には通じないけどお前なら通じる。良い所たくさんあるよ。」

私「先生...ありがとうございます」

先生「うん」