「わーってるって、塁に出ればえんでしょ、塁に出れば」

美春先輩は麗ちゃんの方を見た。

「三振とったのに文句あるんですか?」

「いいや、今はいい…」

「そうですか…バッティング、期待してますよ!美春先輩……」

麗ちゃんは少し意地悪そうな笑を浮かべて言った顔を見た美春先輩はチッと舌打ちをした。