「…はい」

「薫?」

「何か用ですか?」

そっけない返事が返ってくる。
まだ拗ねてるらしい。

「悪いって。
花束用意しとくからさ」

「別にいらない」

頬を膨らませてんのが手にとるようにわかる。

俺は思わず笑いそうになるのを堪えた。

「明日、頑張れよ」

「はあ~い」

「じゃあ、また明日な」

そう言って切ろうとすると、

「ね、凌牙!」

「ん?」

「明日、何の日?」