俺はアメリカのある家に来た。

薫がホームステイしてる家。

自然に囲まれていて近くには海がある。

今は夜の10時。

迷惑かも知れないけど、薫に会いたくて仕方ない。

俺は覚悟を決めて、ベルを押そうとした。

ガチャっ…

中から小太りなおじさんが出てきた。

「WOW!Who are you?」

「えっと、Kaoru is here?」

すると、

「OH!Japanese!」

と、何故か興奮して抱きついてきた。

「うわっ!何だよ!」

「あら、お客さん?」

中からおばさんが出てきた。

日本人!助かった~

俺は、おじさんに抱きつかれながら、

「あの、岡本凌牙と申しますが薫はここに居ますか?」

縋る思いで聞いた。