信号待ちで時計を見た。

あと5分で会場に着きそうだ。

青になり、
前に進んだときだった。

視界に、
横からトラックが突っ込んで来るのが見えた。

もう止まらないのがわかって、
目をぎゅっと瞑った。

薫の笑顔が見えた気がした。