「陽!帰ろうぜー」
「ちょっと待って、支度まだなの~!」
大聖の呼びかけに応じて、急いで教科書とノートをカバンに詰め込んだ。
運がいいのか悪いのか、大聖と同じクラスになったからお互いを待つことがあまりなくて楽だ。
「ねぇ大聖、友達出来た?」
帰り道、二人で並んで歩く。
「おう、めっちゃできた!なんか晴乃ちゃんって子がすげぇ話しかけてきたんだよね」
「大聖昔からモテるもんね、顔はいいから」
自慢みたいでムカついたから、``顔は``のとこだけ強調して言ってあげた。
「なんだよ嫉妬?あ、もしかして俺がとられるの寂しいですかー?」
ニヤニヤ、と言っていいほどの笑顔になって顔を覗き込んでくる。
私はちょっと走ってから振り返って
「はぁ?そんなわけないじゃん!」
ってあっかんべをするとすぐに前を向いて立ち止まったままの大聖を置いて歩き出した。
「ちょっと待って、支度まだなの~!」
大聖の呼びかけに応じて、急いで教科書とノートをカバンに詰め込んだ。
運がいいのか悪いのか、大聖と同じクラスになったからお互いを待つことがあまりなくて楽だ。
「ねぇ大聖、友達出来た?」
帰り道、二人で並んで歩く。
「おう、めっちゃできた!なんか晴乃ちゃんって子がすげぇ話しかけてきたんだよね」
「大聖昔からモテるもんね、顔はいいから」
自慢みたいでムカついたから、``顔は``のとこだけ強調して言ってあげた。
「なんだよ嫉妬?あ、もしかして俺がとられるの寂しいですかー?」
ニヤニヤ、と言っていいほどの笑顔になって顔を覗き込んでくる。
私はちょっと走ってから振り返って
「はぁ?そんなわけないじゃん!」
ってあっかんべをするとすぐに前を向いて立ち止まったままの大聖を置いて歩き出した。
