昨日は大変だった


あの後保健室に行くことになったんだけど3人から同じことを何度も聞かれた



手当てのために保健室に連れてこられたけどほんとは気づいてたのかもしれない


あれが”けが”ではないことに


どんどん時間だけが過ぎて行って私はお礼も言えずに逃げた


帰った時にはあの人はすでに居て私は恐怖に支配された


でも


掃除当番で遅くなったって言って最初は信じてくれないとまた、殴られるのかなって覚悟してたの信じてくれたんだ


いつもは信じてくれなくてすぐに殴られたりしていたのに


昨日は優しくてその優しさが怖かった


前まではそんなこと思わなかったのに


あの人は私のことをまだ好きなんだと思う



それは怖いほどにわかるから


殴られても最後には謝ってくれるから私はあの人の元から離れずにいる


……離れても行く場所なんてないから