今は自分のことだけでいっぱいいっぱいだった


だから、気づかなかったんだ


斗真もその方向を見ていたことに




先生 「…………愛優美ちゃん?」


え?この声って


愛優美 「……中村先生?」


あの頃とは変わっていなくて優しい先生だった


先生 「……そこにいるみんなのお陰かしら?」


先生は笑ってそう言った


っ先生にはバレバレだよね


だってここにいた時誰よりも私のことを気にかけてくれたのは先生だったから


なんて言えばいいのか分からなかった



先生が部屋に案内してくれてる時も私はずっと下ばかりみてた……