「…うわぁっなにするんですかっ!」


私は翔くんの髪を乱すように撫でた。


『いや、なんか可愛くて頼もしいなーって思ったら撫でたくなったの』


って私何言ってんだろうなー。浮かれてるみたい。


「先輩っ俺、今めっちゃはずかしいんですけどっ」


確かに翔くんの顔は真っ赤に染まっていた。

ますます可愛いなぁ。

そして私めっちゃ馴れ馴れしいなぁ。


『じゃあ付き合った記念に放課後デートでもする?』


「えっする!」


私なに誘ってんだろ、でも今すっごく翔くんのことが知りたい。