青い実は熟れた実に憧れる。

「だってナルくん、人気すごいよ?

そんな人と名前呼び合うとか…女子は怖いんだよ!

私いじめに合いそうだし…。」


「それ言うなら真柚の方だろ。

お前も男子人気すごいぞ?お前と仲良くなりてえ〜って言ってる奴けっこういるし。」


それは心外。


私はけっこう大人しい方で、放課後とかだいたい空と図書館いるし。


友達は空くらいだし。


「私なんかのどこがいいんだろ…」


「…そりゃあ、かわいくて、ふわふわしてて、早見とかと話してる時の笑顔とか、本読んで微笑んでる時とか、授業中くしゃみした後の照れた顔とか」


「いやいやいやそんな、恥ずかしいって…。」


ナルくんめちゃくちゃ私のこと見てるじゃん!


他の人にもきっと同じくらい見られてるんだ…。


変なこと出来ないなあ…しないけど。