リリリ… ジリリリリリリリ……… はっと気がつくとそこは私の部屋。 「夢…か」 目元には大粒の涙だけ残されている。 最低な夢。 本当に、本当に最低だ。 こんな夢を見るなんて。 やっぱり私は許されない。 心の中の亜樹から逃げられないんだ。 下に降りると、ぶどうとサラダ、ハムエッグ、ロールパンといった私の中で最高で完璧な朝食が用意されていた。 でも… 「ごめんお母さん食欲ないんだ、食べないでいくね」 そう言い残して家を出た。 お母さん、心配そうに驚いていたから少し悪いことしたかな。