「終わった…!」 その一言につられてスケッチブックを覗く。 その絵はなんとも色鮮やかで派手すぎない、素朴で不思議なりんごがそこにあった。 水彩画なのにべしゃっとしていなくて、色って複雑なんだなと私でもわかる。 亜樹の絵は綺麗だった。 「うわぁ、本当に上手いよね、すごい…」 いざ口に出すとどうしても感想がお粗末になっちゃうのが残念だけど。