「そっか、じゃあ待ってるね」 私は邪魔にならないよう亜樹の斜め後ろの席に椅子の音をたてないよう気をつけて座った。 絵を描いている時の亜樹は真剣そのもので、まるで周りの物質全てが亜樹に気を使って息を潜めているように感じた。 でも、真剣な亜樹はどこか楽しそうでイキイキしている。 私は絵を描いている亜樹を眺めるのが好きだった。