「起立、さようなら~」
とうとう帰りのホームルームも終わってしまった。
「じゃあ先生のとこ行ってくるね」
「うん、終わったら4階の多目的室にきて」
「分かった、じゃあ後でね」
立ち去る優子の背中を見守る一方、優子が帰ってきたら話さなくては行けないという圧迫感で私の体中から嫌な汗が吹き出していた。
多目的室…。
人は…いないね。
授業でたまに使うこともあるけど、滅多に使用されないから人目を避けたい時にうってつけだ。
はぁ、なんて話そう…
ガラガラ…
「!!」
「おまたせー」
「優子、早かったね」
ホームルームが終わってから15分しか経っていない。
「うん、で、話って?」
