「てか姉ちゃん重っ!!太っただろ!!」
「失礼なっ!!そんなことないわよ!…多分…。」
「てか病人が暴れるなよ!」
「いや私病人じゃないよ?」
「なんだよ早く言えよ~」
ヘナヘナと崩れて私を床に転がす。
「ちぇ~~。まぁいいやありがと~
あんたはいい彼氏になるよー」
なんだかんだいって優しいし、姉である私が言うのもアレだけど顔だって特別かっこいいわけじゃないけど悪くないと思う。
「当たり前だろ~、そういう姉ちゃんは彼氏いるんでしょ」
「げっ!!なんで知ってるの?」
「いつだったか前に写真見せてくれたじゃん。
そいつ、つい最近ウチの前に一瞬歩を止めて姉ちゃんの部屋見てたよ?」
え…
私、瑛二の写真なんか見せたっけ…?
「姉ちゃんあれだよあれ!絵が上手いって言ってたじゃん」
違う。
それは、亜樹だ…
「それは元彼だよ。今付き合ってるのはもっといい人。」
「あ、そうなんだ。でもほんとつい最近姉ちゃんの部屋見てたよ。まぁすぐにどっか行っちゃったけど」
あ、そうだ。
和樹が彼氏と勘違いした、家の前を通った男は亜樹ってことになるんだよね。
私の部屋を見ていた?
どうして?
どんな気持ちで見ていた?
一瞬立ち止まって見てた?
どうして?
なんで?
ねぇ、亜樹…
私に未練を抱いてくれているの…?
