「ふぅ、そろそろ帰ろっか」
「うん、今日は楽しかったよありがとう」
「帰ったらまた連絡するからさ、また後でrainする」
「わかった、また後でね」
手を振って瑛二に背を向けて玄関の扉に手を伸ばした。
「ごめん待って」
急に、腕を掴まれて呼び止められたからビックリした。
「ど、どうしー
「言い忘れた事があって…!」
ん?
なんだろう?
「あ、その、愛してる」
玄関の明かりに照らされた瑛二の顔は真っ赤だった。
愛してるなんて、あんまり言わない。
大抵は大好きとかそんな感じなのに。
でもなんかわかる気がする。
今の私の感情は大きな『好き!』と言うよりは、この人に愛情が流れていくような言葉通りの『愛してる』だと思う。
そんな時、ふと暖かい家庭が頭の奥底で垣間見えた気がした。
「うん、私も愛してるよ」
