少し睨んだだけで萎縮してしまう蒼空はやっぱり弱っちい。
だけどたまにほんとに優しいんだよなあ。
腕とか貸してくれて立つのを手伝ってくれたりしてたもんねえ。
そういうのは変わってなかったらいいなあ。
「李那〜」
「海澪は海澪で蒼空にちょっかいかけたら柊がヤキモチ妬くからやめとけ。」
「なっ、誰がヤキモチなんか…」
「は?違うの?」
柊は海澪を溺愛してるからねえ。
全く。一目惚れは怖いよ。
その人しか見えなくなるからねえ。
あーこわっ。
「…サーセン。その通りっす。」
「最初から言えよ、馬鹿。」
「海澪…」
「あはっ、李那怒らせたら怖いもんね〜」
「助けて〜」
助けてって私まだ何もしてないんだけど…?
ただ、少し睨んでるだけで…
特に何もしてないんだけど私。
「李那、殺気が出てるよ。」
「うるせぇ乳。」
「私にもかよ。」
なんだよもう。
みんなして私がいなくても楽しそうにしてるじゃん…
1人でスクールシックになってて馬鹿みたいじゃないか。
「…ったく。李那は寂しかったんだよな?」
「…」
「裕さんだけしかあいに来てなかったもんな。」
…蒼空の癖に…
鋭いこと言いやがって。
「俺ら、誰も病院に来てなかったからな、寂しかったんだろ?」
「…」
「図星つかれて黙るくせも治ってねぇからな、李那。」
…畜生言い返せん。
当たってるもん、寂しかったんだもん。
「ほら、李那は李那のまま。俺らも俺らのまんま。変わってねぇんだよ。つか、変わるわけねぇんだよこんな短期間でよ。」
…なんか蒼空、いいように言ってるけど、魂胆は丸見えだからね?
こんな全員で来るなんてことは滅多にないから直感でわかるよ?
テスト勉強だろ。
海澪と蒼空出来るくせになんで来たんだよ…
「喋りにきただけだよ、俺らは。」
やっぱりな。
「だろうなと思った。
問題児2人抱えて。」
「え?3人だよ?」
海澪が驚いたように声を張る。
「秀一も、勉強出来ないよ?」
…はあ?
初めて見た柊の学力は壊滅的だった。
「お前よく吉野高校入れたな。」
確かあそこ、学力いるよね?
「あ、俺、陸上で入ったんだ。」
…道理で陸上馬鹿だと思ったわ。
「体育以外無理!」
「いや、やれ。」
とりあえず問題集から片付けさせる。
「流石李那。」
海澪が感心して私を見る。
そんなに勉強しないのかこいつは。
ダメなやつだな。
勉強しろ、したくなくても。
私も勉強は嫌いだ。
「柊が無理な科目から潰すか。」
「え、俺全部無理だよん」
…壊滅的だな。
救いきれない馬鹿だ。
「うん、ごめんアンタには無理だ。」
私はお手上げだ。
「えー!?」
うるせえ柊。
Shut Up
「あのな、国語やっとけとりあえず。」
…さすがに日本人なんだから国語くらいできんだろ。
だけどたまにほんとに優しいんだよなあ。
腕とか貸してくれて立つのを手伝ってくれたりしてたもんねえ。
そういうのは変わってなかったらいいなあ。
「李那〜」
「海澪は海澪で蒼空にちょっかいかけたら柊がヤキモチ妬くからやめとけ。」
「なっ、誰がヤキモチなんか…」
「は?違うの?」
柊は海澪を溺愛してるからねえ。
全く。一目惚れは怖いよ。
その人しか見えなくなるからねえ。
あーこわっ。
「…サーセン。その通りっす。」
「最初から言えよ、馬鹿。」
「海澪…」
「あはっ、李那怒らせたら怖いもんね〜」
「助けて〜」
助けてって私まだ何もしてないんだけど…?
ただ、少し睨んでるだけで…
特に何もしてないんだけど私。
「李那、殺気が出てるよ。」
「うるせぇ乳。」
「私にもかよ。」
なんだよもう。
みんなして私がいなくても楽しそうにしてるじゃん…
1人でスクールシックになってて馬鹿みたいじゃないか。
「…ったく。李那は寂しかったんだよな?」
「…」
「裕さんだけしかあいに来てなかったもんな。」
…蒼空の癖に…
鋭いこと言いやがって。
「俺ら、誰も病院に来てなかったからな、寂しかったんだろ?」
「…」
「図星つかれて黙るくせも治ってねぇからな、李那。」
…畜生言い返せん。
当たってるもん、寂しかったんだもん。
「ほら、李那は李那のまま。俺らも俺らのまんま。変わってねぇんだよ。つか、変わるわけねぇんだよこんな短期間でよ。」
…なんか蒼空、いいように言ってるけど、魂胆は丸見えだからね?
こんな全員で来るなんてことは滅多にないから直感でわかるよ?
テスト勉強だろ。
海澪と蒼空出来るくせになんで来たんだよ…
「喋りにきただけだよ、俺らは。」
やっぱりな。
「だろうなと思った。
問題児2人抱えて。」
「え?3人だよ?」
海澪が驚いたように声を張る。
「秀一も、勉強出来ないよ?」
…はあ?
初めて見た柊の学力は壊滅的だった。
「お前よく吉野高校入れたな。」
確かあそこ、学力いるよね?
「あ、俺、陸上で入ったんだ。」
…道理で陸上馬鹿だと思ったわ。
「体育以外無理!」
「いや、やれ。」
とりあえず問題集から片付けさせる。
「流石李那。」
海澪が感心して私を見る。
そんなに勉強しないのかこいつは。
ダメなやつだな。
勉強しろ、したくなくても。
私も勉強は嫌いだ。
「柊が無理な科目から潰すか。」
「え、俺全部無理だよん」
…壊滅的だな。
救いきれない馬鹿だ。
「うん、ごめんアンタには無理だ。」
私はお手上げだ。
「えー!?」
うるせえ柊。
Shut Up
「あのな、国語やっとけとりあえず。」
…さすがに日本人なんだから国語くらいできんだろ。



