そして病室を出ると
偶然深津先生に会った
「こんにちは」
「おおー、まゆちゃんの彼氏さんか」
妙に貫禄があるよなーこの人も
「まゆが生きていられてよかったです」
「うん、でもまだまだ油断は出来ないからね
その前に手術してなかったら亡くなってたかも知れないし」
確かにそうなんだよな
深津先生にそう言われると途端に不安になる
しかし
「でもね、安心して
僕はまゆちゃんが大人になるまで
そして、まゆちゃんの病気が治るまで面倒見るから」
ドンと胸を張る深津先生
なぜかそれに安心してしまう
まゆのために
いつもそうやって助けてくれた深津先生には感謝しないとな



