君と一緒に。


「あのさ、」


凱斗と拓真が私の前に立って見下ろしている。

私は椅子に座っているから威圧感が半端じゃない。

話しかけられたからには返事をするしかなく。


『なに、?なんか怖いんだけど。』

「あー、・・・紗愛にとっては多分怖い話かもしれないな。」


え?頭が真っ白になった。


「・・・ちょっと待てよ。話してくる。」


そう言って拓真を連れて一旦教室の外に出て行ってしまう凱斗と拓真。

3分くらい経ったあと再び戻ってきた。

今度は私の目の前に立ったのは拓真で。


「・・・俺、玲花 (れいか) のこと別に好きじゃないから。」


玲花っていうのはクラスの女の子。

見た目はいかにも女子って感じで、中身は実は気が強い。

私は好きでも嫌いでもないけど、グループで話すこともある。

拓真は玲花のことが好きって凱斗たちに聞いたんだけど。

違ったのかな。

まあ、そんなことはどうでもよくて。

わざわざ呼び出してまで言うことだとは思えないんだけど。